「あんまり訊きたくはないんだけど、一応仲間としてってことを分かってくれると嬉しいな。……なにがあったの?」

 隣で乾いたように見えるもその実、静かな憤りが見え隠れしている笑みを携えた少年は、適度な前座をいれてから問いを添えた。自身も同意見だったので敢えて横槍を入れることはせず、顔をしかめ続けるユアンに視線だけ向けて無言に促す。

「少し、焦がしただけだ」
「少し焦がしたくらいでこんなに真っ黒になるようなもの作ってたの?」

 詰まった呻き声を境に会話が途切れた。その間にも立ち込める焦げ臭さが場を満たす。木の葉のこすれあう音がいやに鼓膜を叩いていった。

「……ユアンは姉様と一緒に荷物の整理してくるといいよ。僕とクラトスで作り直すから」
「すまな、」
「気にしない気にしないユアンに頼んだ僕が間違ってただけだからほらとっとと手伝いしに行ってきて」

 しかめ面を更に色濃くして(存外精神への打撃が大きかったらしい)ユアンは早々に踵を返した。揺れるマントを見送りながら、隣にそっと視線を添える。
 材料無駄にしちゃったなあとけらけら笑う少年の表情に僅かな陰りを見たような気がして、なんとなくさらさらの金髪の上にぽんと掌を乗せていた。 





[2012/08/25 - 再録]








 月明かりは、マーテルたちを包み込む木の葉を通り抜けることなく、どこかから自身をひっそりと主張することが精一杯だった。今宵は満月のはずだったから、その姿を認められないのは残念だと思う。

「ありがとう。貴方のおかげで私たちは救われたわ」

 膝の上で静かな寝息を立てる弟を起こさないよう気を遣いながら、けれど明確に言葉を紡ぐ。その矛先となった青年は程よい大きさの枝を炎に投げ込みながら、視線だけをマーテルに向ける。戦の中では人形のように表情のない瞳が少し柔らかく感じられて、ほんのりと胸が暖かくなったような気がした。

「私は、何もしていないが」

 火の爆ぜる音が僅かに大きくなり、ゆるゆると闇に飲み込まれていく。それはとても緩やかな、水面に残る一円の波紋のように自然な移り変わりに似ている。

「対等に言葉を交わせる人間もいると知れたことが、この子にとって何よりの希望になったの」
「当然の事だろう」
「そう。でも、その当然の事を誰もしてくれなかったから。少なくとも、私たちが会った人間たちは」

 音を零した後にひどい言い方だと気づき慌てて謝罪をくっつけると、気にしていない、と本当にどうでもよさそうな声が返ってきた。まるで種族と言う観念を欠落しているかのようで、胸の奥に細い針の刺さったような甘い痛みが疼く。

「ただ、私のした事でおまえたちが苦しんでいなければ、それでいい」

 その言葉を弟が聞いたら嬉しくてたまらなくて、けれどほんの少し哀しむような表情をするのだろう。瞬時に脳裏に浮かんだ思考にマーテルは心の中でだけ苦笑した。





[2012/08/25 - 再録]








 左腕にかかる痛みについ顔をしかめてしまったのは条件反射だ。
 大した傷ではないと、服を染め上げる紅の量で判断できたし、日常的に体を鍛えているのは決して伊達ではない。

「ユアン、大丈夫?」

 左腕を這っていた視線を億劫に押し上げると、マーテルが不安そうに瞳を曇らせながら駆け寄ってくる姿が映る。
 脳裏に過去の自身の言葉が巡り、きつく意固地になった声が「来るな」と告げるも「我が侭言わないで」と斬り返されてしまった。これでは反論する余地がない。
 我が侭ではないと憮然となれば、それは子どもが子ども扱いしないでと拗ねているのと大差がないことを、ユアンは理解している。
 謀って投げられた言葉だとすれば大した奴だと鼻を鳴らせるものの、長くない付き合いの中で、そういった質ではないことがありありと表現されているので反応に困る。とてつもなく困る。
 ユアンがおかしな方向に頭を悩ませ始めているのに気づいているのかいないのか、屈みこんだマーテルは、遠慮なくユアンの左腕に手を翳す。綺麗な文言ばかりを響かせる唇から言葉の羅列が溢れ、掌の先に宿る。淡い光がユアンの左腕に伝い、周囲に解けていく頃には、紅く濡れた服だけが負傷の跡として残っているのみだった。

「もう大丈夫ね。行きましょう、みんなが心配するわ」

 裂けた服ごしに確認してから、僅かに強張っていたマーテルの頬が、いつものやわらかなそれに変わる。
 結局甘んじて治療を受けてしまったから、これは礼を言うべきなのか。それとも余計なお世話だと突き放せばいいのか。
 数瞬の間考えに考え、結局視線を逸らし「すまない」とだけ我ながらぶっきらぼうに吐き捨てる。そのまま、マーテルが仲間と認識している奇妙な連中が待っているのだろう方向へと足早に進んでいった時に、はたと気がついた。
 おかしい。以前なら、即断で突き放していたはずなのに!





[2012/08/25 - 再録]








 一瞬だけ固まった空気が少年達から離れる事を拒むように尾を引いて、さび付いた機関内のような空間から、しばらく抜け出すことができなかった。
 あるいは自分たちが凍りついた空気を追い掛け回しているのかもしれなかったが、少年の脳裏には敬愛する師の恐ろしく静かな横顔が、浮かんでは残り香のようにふわりと広がるばかりだった。

「行くぞ」

 半開きの唇に躊躇の色を見せてから一言だけ言い放ち、誰よりも早くに踵を返した師の背中をいくつもの視線が追いかける。
 ぴりぴりした雰囲気から露呈する拒絶の対象が自分でないと分かっていても、自分たちのために対峙する彼らを引き離したと頭が理解していても、握り締めた拳が震えた。胸の奥で縮こまる何かの存在を感じた。
 畏怖とは違う、それはいつも身を寄せ合って自身を包み込んだ、

(かなしい)

 その感情の起因が、彼を本来進むべきだった道から逸らせてしまったことへなのか、自分が対立の原因となってしまったことへなのか、色々なものを犠牲にしてまで少年達とともに居る事を選択してくれた事を、どこかの自分が喜んでいたことへなのか、少年にはついに分からなかった。





[2012/08/25 - 再録]








 曲がった眉や固まった頬、とんがらせた眼が実に素早くたるんでいくさまをみて、呆れと同等の感嘆を胸に抱いたことは、誰にも言う必要がなかったので秘めておく。ついでに無意識の実行犯の隣で、金髪の少年が溜まらず肩を震わせていたことも。
 少年の姿を認めていたならば、彼は間違いなく先程の表情へ逆戻りするだろうが、幸運なことに視線は真直ぐ、少年の姉のほがらかな笑みが終点だ。若草色の髪を一房一房映していても、少年の腹を抱えそうになる衝動を堪えたゆえの僅かな前のめりは、綺麗さっぱりみえてはいまい。

「日が暮れる前には戻るようにする」

 早々に埒があかない雰囲気を感じ取ったクラトスは、ぽつりと呟きを残してから踵を返した。これが何よりも効果的に本日の相方を引き寄せることのできる所作だと、割と前から心得ている。
 おい待てではマーテルくれぐれも気をつけてなミトス絶対にマーテルに怪我をさせるなよクラトス待てと言っている聞こえんのかとか随分様々な事を早口に捲くし立てる声と、ざくざく土を踏みしめる音が背後から押し寄せてくる。自然と零れた苦笑を、これでは先程のミトスと変わらんな、と更にその色を濃くしてしまった。





[2012/08/25 - 再録]








 なにがどうなってそうなったのかは、事の原点が起こった時にクラトスは立ち会っていなかったので知ったことではないが、なにやらとても楽しそうに駆け回る少年を最初に見てしまったので、咎める気力が低空飛行に切り替わった。
 もしも、躍起になって少年を追い立てる青年の方を先に眼に留めていたら、なんとなく足を引っ掛けてやろうなんて思ったかもしれない。

「その、色々あったの」

 樹の根元に寄りかかっていたマーテルが、顔だけをこちらに向けてクラトスに声をよこした。それから思いついたように少し眼を見開いて「おかえりなさい」と照れくさそうに付け加えたので、曖昧に頷いてから両手に抱えた木枝を下ろす。
 ばらばら好き勝手に零れていくそれらの落下音も、はしゃぐ二人の耳には右から左へ垂れ流しらしい。器用に足場を選んで走る少年と、不器用につんのめる青年は、いまだにクラトスの帰還に気づかない。

「長くなるけれど、聞きたいかしら?」
「いや。どうせくだらんことだろう」

 即答ついでに「大方ユアンが原因の」という補足説明を取り払ってみる。だいぶ簡潔になった気がするが、本心なので問題はない。
 そういった心境も、多分網羅したのだろう。「そう言うと思ったわ」とマーテルは可笑しそうにくすくす笑った。





[2012/08/25 - 再録]








 不安そうにユアンを案じる四つの瞳の色が、頭を振っても叩いても思考を捻じ曲げても拭い取れない。
 網膜に直にこびり付いているようで、何を見ていようとお構いなしに塗りたくられる。

「不服だ」

 本心が音となって森の中にやんわり響く。
 視界は緑と茶ばかりが独占しているはずなのに、蒼と質の違う碧を帯びているような気がしてならない。周囲への警戒を張るために明後日の方向へずらした視線は、善意溢れる姉弟と一時的に別れた時から、隣の男とは決して交わらなかった。

「そうか」

 その隣の男は様々な事を心得ているだろうに、涼しい顔してするりとかわす。フォローなんてあったもんじゃない。

「私にはあれなのに、なぜおまえにはなにも言わないのだ」
「ドジを踏むのはいつもおまえだからだろう」
「……私はおまえのその態度も不服だぞ」

 憮然と吐き捨てたら、小さく笑う声が耳を突いた。
 赤銅色の髪が僅かに揺れる光景がありありと思い浮かび、無遠慮に二種類の宝石のような色たちに加わる。……不服だ。堪え切れなかった舌打ちが、そよぐ木の葉に飲まれて消えた。





[2012/08/25 - 再録]








「本当は、誰も助けてくれないんじゃないかって、思ってたんだ」

 どうしてそんな事を言うのだろう。なぜ故に、私にその事を話しだしたのだろう。隠そうと思えば暗い闇に放り投げてしまうことだってできたはずなのに。
 どこかから止まった思考のどこかでそんな事をクラトスは一瞬だけ考えた。本当に、一瞬だけ。

「だから、本当に嬉しかった」

 ミトスは確かに笑っていた。自嘲なのか苦笑なのか、それ以外の何かなのかは掴めなかったが、少なくともクラトスの眼にはそう映った。
 ひとつだけ灯された蝋燭はゆらゆら揺れ、暗がりにか弱い光を添える。いっそ吹き消してしまえばどんなに楽だったろうか。

「ねえ、これからもずっと隣にいてくれるよね? ハーフエルフである僕の傍に、いてくれるよね」

 一粒の雫が頬を伝ったことにミトスはきっと気づいていないのだろうと思う。一対の泉は硝子玉よりもずっと透き通っていて、部屋中のなにも、クラトスさえも映してはいなかった。




(どこで間違えたのだろう、どこですれ違ったのだろう。誰が何を踏み外して、何がこの子を壊したのだろう)
(答えなんてそこら中に落ちていて、それを見るよりも明らかに己が鍵を握っている事を知っているのに、私は私たちはいつまで逃げるのだろうか)





[2012/08/25 - 再録]








 気づけば、視界のどこかに若草色が彩られるようになっていた。時にはふわふわ波打ち、あるいは湿り気を帯びて雫をもたらしていくそれを網膜が認知しなくなると、心がざわつき、たまらず周囲を見回してしまう。ごまかそうとすると余計に気になって仕方がない。
 いっそ、情けない自分が自分勝手に引いた一線を格好悪く踏みきって、さっさと最初の無礼を謝ってしまえばいいのに。

「早く仲間だって、認めちゃえばいいのに」

 日の光の恩恵を受けて輝く金髪をさらりと揺らし、ミトスはぽつりと呟いた。頬杖をつく腕の先の顔は、常の無邪気な笑みに悪戯心を含んだものを携えている。
 それひとつで少年の真意など容易く看破できるものの、言葉を紡げないのはひとえにそれが全くの正論だからである。反論の余地がない。

「まだ、だ。まだおまえ達を信頼したわけじゃない」

 なら何が問題なのかといえば、己の誤りを正すことへの恐れだった。曲がりくねったベクトルを今更真直ぐ自然の方向へ伸ばせと指摘されようと、戸惑っているうちに培われた性分が反抗して、するり手綱を抜けのろのろと逃げ回っていく。
 本当は上手く伸ばされて一杯の光を存分に浴びる事を願っているかのように、時折こちらを伺いながら。

「そう。残念」

 短い言葉とともに立ち上がったミトスは、表向きは苦笑していた。その奥に確かな希望を掴んだ歓喜が見え隠れしている気がして、眉間に皺が寄る。姉様はやっぱり偉大だね、といったわざとらしい独り言はこの際聞いていなかったことにした。





[2012/08/25 - 再録]








 迫り来る約束の時間が待ち遠しいような、もっと緩やかに時を流して欲しいような、複雑な気持ちだった。けれどそれは決して不快なものではなく、ミトスの心を一粒一粒の雫が満たしていくような、くすぐったいもので。もう何も怖くないような気さえした。

「嬉しそうだな」

 指折り数えて惑星が近づくまでの残りの日数を確認していると、頭上から投げやりで、それでもどこか楽しそうな声が振ってきた。
 顔をあげなくても誰かは分かるが、眼を合わせて話すことはヒトとしての基本であると、親愛なる姉がよく口にしているので(もちろん、ミトスも怠ってはいけないことだと心得ている)ゆるゆると仰ぐ。
 予想と違わない姿が、今吹いた風の所為で顔にかかった長い髪をわずらわしげに払っていた。
 ミトスの背を支える樹の木の葉たちが寄せ合ってもなお阻めなかった光が、ユアンの肩に降りかかる。

「ユアンだって充分にやけてるけど。これも姉様のおかげかなあ」

 途端に「なっ」と声を荒げて、でも大した反論もできずに口をぱくぱくさせるユアンに冷静の文字は見当たらない。
 ミトスが少しからかってみれば簡単に乗ってくれる。この反応が面白くてついもう一回、もう一回と続けてしまうのが申し訳ない気もするけれど、大切な姉を取られるのだから少しぐらい、と大目にみてもらおうと思う。だって事実だし。

「これが終わったら、式でも挙げるの?」
「……できれば、な」

 間を置いた後の返答は、期待していた反応とは異なるどころか惚気まで含まれていて、一瞬頬が引きつる。
 ただ楽しかったものに少しだけ子どもっぽい嫉妬のようなものが入り混じって、ミトスはとっさに握った拳をごまかすように苦笑を浮かべた。





[2012/08/25 - 再録]








 飲み水として利用できるくらいには綺麗な河と熱を孕んだ空気の境界に、足をそっと差し込む。
 ねっとりとした地上とは真逆に、足裏にぴちゃり、と冷たく気持ち良い温度が流れてくる。そのまま河の中に突っ込むと今度はごつごつした数え切れないほどの石の感触がする。くすぐったくてごろごろしてて、心が澄み切るような気がした。

「姉様もこっちに来て遊ぼうよ!」

 河原で火を起こし終わり、ほうと安堵の息を吐いていたマーテルに、無邪気な声を投げる。
 まだまだ子どものミトスが思うのも変な感じだが、幼少の頃に戻ったようなはしゃぎようだった。しばらく川や海といった水辺とご無沙汰だったからかもしれない。あるいは、ただ単に濛々と伸びる樹に囲まれすぎて、広がる空間が物珍しいと錯覚を覚えているのかもしれない。心が妙に浮かれていた。

「楽しそうね、ミトス」

 和やかな雰囲気を連れ込んだまま、マーテルは近づきつつ靴を脱ぎ捨てていた。若干岩に足元を取られながらも、楽しそうだとのたまうマーテル自身もすごく楽しそうだった。

「クラトスとユアンには悪いけど、少しくらいは良いでしょう?」

 いまだ食料の調達から帰ってこない二人組への心配は特にない。憂いより断然信頼の方がミトスの心を占めていた。

「そうね。二人が帰ってくるまで、することがなくなってしまったものね」

 些細な悪戯を思いついた子どものような笑みを浮かべて、マーテルはロングスカートの端を引っつかんで濡れないようあげながら遠慮なく河に入り込む。涼やかに波紋が広がりミトスの脚にぶつかって再度散った。





[2012/08/25 - 再録]








 もう間に合わない、と思う。なにせ鳥の処置などしたことも立ち会ったこともなく、少年にとっての判断基準が息を引き取りそうな弱々しい呼吸しかなかったから、救う為になにができるとも思えなかった。

「姉様、お願い」
「分かってます。大丈夫よ」

 澄んだ声で空気を振るわせるマーテルというらしい少女は、まるで生きようとするものに慈愛の手を差し伸べる女神のようで、願うように組んだ手は一体誰に願っているのだろうと少年は首を傾げた。女神には願う相手などいないはずで、彼女なら対等の神様にちょっとお願いさえすれば叶えてくれそうなものなのに。
 一定のリズムで紡がれる言葉と、マーテルの弟だといっていたミトスの鳥への励ましをただ呆然と耳にする。何も出来ずに立ち尽くしている少年にお構い無しで、忙しなく見えても的確に動く二人の神が不思議でしかたなかった。もう死ぬのを待つだけの小さな命をたとえ神様でも救えるわけがない。だらりとたれた翼というにはちっぽけな羽はしんなりしているし、まぶたは重たそうにほとんど閉じている。この鬱蒼と茂る森が生と死の入り口で、迷い子をどちらに導くかを決める運試しのような。割合はもちろん、生の方が恐ろしく小さい。
 幻想の迷い森で右往左往している鳥に、風除けみたいにミトスが手で囲んでいる上から優しい光が鳥を包み込むようにして芽吹いた。少年はあっと声をあげ大仰に眼を見開く。ぴくりと鳥が反応しゆっくりとまぶたを開き瞳を覗かせたからだ。ミトスの歓声とマーテルの安堵が同時に聞こえ、後を追うように手と手が合わさる音が飛ぶ。

「諦めなければ、助けられる命もあるんですよ」

 ほんわりと微笑むマーテルは間違いなく女神様で、少年は珍しく見惚れていたのでその前を横切って飛ぶものに対する反応が遅れた。そのテンポの遅い短い驚きの声と激突しそうになった鳥のために差し出した手のクッションがごちゃ混ぜに出て、とりあえず鳥への怪我がない事を確認してほっと息をつく。手に落ち着いた生命は本当に小さくて、けれど確かに取り戻しつつある暖かさが手にじんわりと伝わった。





[2012/08/25 - 再録]